沿革

弊社は現在で4代目になる、佐賀県肥前浜町の漬物店で御座います。
酒どころ、肥前浜町では良質な酒粕が作られます。私たちは初代より、熟成させた酒粕に、野菜を長期間漬込むことで豊かな風味を醸す「酒粕漬」を作って参りました。

製法

田雑商店の漬物づくりの極意は、素材との対話にあります。

野菜の状態はその年の気候。酒粕の状態は酒米の性質、酒蔵の造りのあり方によって毎年変化します。それらを見極めたうえで、製法を細かく調整します。

また、漬込み期間における風味も、発酵微生物のはたらきで刻一刻と変化します。毎日の厳格な管理のもとで、理想の味に近づけていきます。

佐賀県ならではの味わい

酒粕に漬けたお漬物と言えば関西の「奈良漬」。何年も漬けた濃厚な味わいの本格的な奈良漬は、日本の伝統的な食卓には欠かせない一品です。

一方で私たちは、九州のお客様に喜んで頂くために、創業以来励んで参りました。九州と言えば甘口醤油に代表される、甘口文化。

目指しているのは「濃厚さ」と「食べやすさ」の両立です。熟成させた酒粕の深い風味と、ついお箸が伸びてしまう優しい甘さが調和した味わい。

地元のお客様のために追求してきたこの味わいは、図らずも全国のお客様からも「奈良漬は苦手だったけど、これは食べやすい!」と評価を頂けるようになりました。